大井川の木で家をつくる会・第78回定例勉強会
今年1回目の定例勉強会を開催しました。(1月31日)
毎月行っている会員間の勉強会です。
今回の主たるテーマは「なぜ、私たちは大井川の森の木を使うのか?」
シンプルではあるけれど基本・根幹となる理念です。
参加者からの意見(思い)をまとめました。
・自分達の一番近いところにある山の木だからです。
・いつでも自分の家の木にあえるからです。
・昔から良い木が育つところだからです。
・森も健康だと海も里も健康になるからです。
・関わる人たちの顔が見えるからです。
・伐り出しを待つ木が豊富だからです。
・運ぶ時の消費エネルギーが少なくて済むからです。
・地元の林業や産業のお役にたてるからです。
・愛着を育てる気持ちが持てるからです。
一番は、ふる里を愛する気持ちが住まい手さん、そして私たちつくり手にも
育まれていくからだと思います。
日本全国で「地産地消」という観点で暮らしを見直す活動が進んでいます。
日本を森を守っていこうという共通の想いが、それぞれの地域に密着した形で
進んでいって欲しいと思います。
先日、名古屋で「顔の見える木材の家づくり」情報交換会があり
東海4県(長野・岐阜・愛知・静岡)から森づくり、家づくりに活発に
取り組むグループが12団体集まりました。
(詳しい内容は近々掲載します。)
3月には全国からの代表が集まるシンポジウムも予定されています。
地道に日本全国の各地で取り組まれているアイデア一杯の活動を交換し合い
自分たちの近くの山に返していければと思います。
2011、2・6 大井川の木で家をつくる会 三浦 泰典