大井川の木で家をつくる会
定例勉強会・及び前回の川根本町の行政サイドからの参加を得た
会合でも議題として取り上げられました「FSC森林認証」について。
森林認証制度とは「適正な森林管理」が行なわれていることを独立した
第三者機関が審査・認証する制度です。
FSC認証制度は世界でも広く展開している国際機関との事です。
川根本町では、今年の3月にこの「FSC認証制度」を取得しました。
全国では24番目、静岡県内では初めての認証を受けたものです。
これは川根本町・杉山町長はじめ町民の方々が将来の林業振興や林業所得の向上を考え
川根本町の貴重な山林資源を活かす目的で取り組まれた結果だと思います。
私たち「大井川の木で家をつくる会」は
近くの木で家をつくることを旨として、山側から町側の連携を
大井川の川上から川下の流域の自然や文化・産業の観点から活動しています。
FSC認証制度には、加工・流通の認証であるCoC認証の制度を組み合わせて
初めて、認証森林の林産物を材料とした製品が、地元の森林から消費者へ
届く適切なルートが生まれます。
大井川の木で家をつくる会では、木材のグリーンマイルズ・マイレッジと合わせて
CoC認証についても今後、川根本町の方に説明を伺いながら
大井川材の持続可能な取り組みを模索していきたいと思います。
2008、7・20 大井川の木で家をつくる会 三浦泰典